ヨーロッパでは6月に入って閉鎖されていた観光スポットのカテドラルや宮殿、美術館などが次々と開館し始めています。
先週はイタリアのフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、それにフランスのヴェルサイユ宮殿が開館したニュースが流れました。どちらも朝、開くのをを待ちかねた人々が少人数訪れていました。大体は地元かそんなに遠くないところから来たと思われます。
みなさん普段は外人観光客などが騒々しく、とても来る気はしないのでしょうね、きっと。
フィレンツェ、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂ではなんと警告ランプのペンダントを付けての見学
イタリアはフィレンツェの顔、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。
ロックダウン中はもちろん閉まっていましたが、6月に入ってついに見学者受け入れを再開しました。
しかし、入り口には見慣れないペンダント様のものがいっぱいあります。
これは距離アラームで、見学者はみんながこれを付ける義務があるのですがお互いが近づきすぎるとライトが点灯して、離れなさいと警告してくれます。

このペンダントアラームは、まずは300個購入するにあたって9000ユーロ(約120万円)の経費がかかったらしいですが、新コロナ蔓延後も油断はできませんので必要経費ならぬ必須経費ですね!
警告ランプ点灯!(赤丸で囲ったところです)

通常、1日に来訪する人は約6000人ほどですが今は外国人観光客もいないので6分の1以下ということでした。まだまだロックダウンの影響は続いていますね・・・。
あのヴェルサイユがほぼ個人貸し切り見学になった!!
こちらはヴェルサイユ宮殿です。

Source: France2; francetvinfo.fr/
82日間も閉鎖されていましたが、6月6日の土曜日から見学可能になりました。
芝生や庭園も少し荒れ放題だったのでお手入れ後の開館、夏の名物の噴水もいつもの6月のように見れるようになりました。

これだけ空いてたら、のんびりできますよね!
でもこちらもまだまだ比較的近隣の人たちばかりのようです。
こちも通常の5分の1ほどの入場者、いつも8割方が外国人観光客なので、新コロナの影響は大きいですね。
ルーブル美術館は来月以降の開館になる予定で、元の賑わいが戻ってくるのはまだその先になりそうですね。