こんにちは、麻里佳です。簡単グルメレシピの時間です。
今日のレシピはスペインから、お魚のパエリアをお届けします。
このパエリアというものは牛肉や青魚でなければ比較的何を入れても一応合います。それで本日は白身の魚にしてみました。
パエリアというお料理は12世紀にスペインの米どころ、バレンシアの庶民の間で作られ始めたちょっとしたお祭りや集まりの際のごちそうでした。あまりお金が無い人たちが「残り物利用」をして華やかで豪華に見えて大勢で食べれる料理を考えついたのですね。
サフランは比較的高価ですが、ほんのひとつまみ(2,3本)で十分です。
それではレシピです!
お魚のパエリアのレシピ
材料(4人分)
- 白身魚(たらなどの癖が無く、小骨が無いもの) 魚ちり鍋用の大きさに切ったものを400gほど
- 赤ピーマン(黄ピーマンを混ぜても可) 大2個
- にんにく 1かけ(みじん切り)
- トマト 大1個
- 白米 300g~400g
- グリンピース(冷凍) 一握り(色彩り用)
- オリーブオイル
- サフラン 2,3本 または粉末なら2gほど
- 塩
- チョリソ(サラミソーセージに似た外見のスペインのドライソーセージ) 20cmほど
ピリ辛のメキシカンチョリソはNGです。スペイン産が手に入らなければ日本製の「チョリソ」でも結構ですが辛味の効いたものは避けてください。どうしても無ければ入れなくて結構です。
作り方
- まずはピーマンを1cmより少し大きめの角切りにします。
- トマトは2~3cm大で、これも角切りにします。
- サフラン2~3本をコップ1/4杯ほどの水(湯冷ましぐらいの少し温かめがベター)に漬けておきます。
- 大きめで底が深めのフライパン(中華の炒め鍋でも可)にオリーブオイルを熱してまずにんにくのみじん切りを炒めて若干火が通った頃にピーマンを加えてさらに中火で炒めます。

トマトはピーマンより少し大きめに。©i-ine.eu
- トマトを入れ、少し間をおいて輪切りにしたチョリソを加え、フタをして5分ほどさらに火を通します。
- 塩少々と、サフランを漬け水ごと加えます。
- 火を強め、米を洗わずそのまま振り入れます。



- ひとかき混ぜして水(お湯が望ましいです)をお米の1.2倍ほど注ぎ入れます。
- 再沸騰したら弱火にしてそのまま5分ほど煮た後、火を若干強めて(ふつふつと煮えているぐらいにして)白身魚の切り身を入れます。*今回はアンコウの切り身を使いました。
- 魚の片面に火が通ったら、裏返してフタをして弱火にします。そのまま15分ほど放置。(お米が炊けるまで)
- 放置中時々様子をみて水分が少なすぎるようなら若干水を足します。お米が炊けて柔らかくなるころ、色彩りのグリンピースを入れます。
- お米が全般に柔らかくなったら火を止めて10分ほど蒸らします。半煮えの部分があると、パリパリした硬いお米が一部混じることになって食感が悪いので全部煮えたのか確認すること。
本当は野外で大きなパエリア鍋で作るのが本式なのでフタをするなんて邪道ですが、お米がしっかり炊けないとダメな日本人はしっかり火を通したいのでいつもフタしてます。
パエリアに入れる食材は?
今回はお魚のパエリアになりましたが、いつもは鶏肉(骨付き)を入れています。その場合、前もって肉をフライパンで焦げ目を付けて半分火を通してから入れます。
スペインではウサギ肉も食べるので鶏肉ではなくウサギを入れる場合も多いです。ただスペイン人でもウサギは苦手な人もいるそうですよ。
個人的にはイカなんかいいんですが、生のイカは結構高いんですよね。でも、すごく合いますし、冷凍のイカがみつかればそれでも構いません。タコもいいですよ。
また、これだけでは味が偏るので、エビ(クルマエビとかでなくて、普通のエビ)を湯がいて最後に載せたり、ムール貝をこれまた最後に入れたりすると、見た目もゴージャスになって楽しいです。
野菜はやはり赤や黄色ピーマン。冬期にはいんげん豆をさっと茹でたものを3~4cmに切ったもので代用しても大丈夫。トマトも入れなくてもそんなに変わりはないですが、夏にはやはり入れたいですね。
最近はヘルシー流行りで野菜だけのものもあるそうです。また、私はチャーハン的になるのでネギ類は絶対アウトですが、中には玉ねぎを使う人もいます。
まあ、サフランを欠かさなければ何でもありです。
色々工夫してみてオリジナルを創作しても楽しいですね。